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十一面観音巡りの旅(24)横浜~京都 [2015早春東京と京都(東福寺・平等院)]

3/2(月)新横浜10:39→京都12:38  三井ガーデンホテル京都四条 2泊

 昨日とうって変わって青空の広がる良い天気になりました。熟睡した翌朝ですし、気持ちも晴れ晴れ。部屋からは港は眺められませんが、朝食室からの眺望は良く、桜木町の駅周辺は長い周歩橋などもできて、ずいぶん変わりました。

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 新幹線で新横浜から京都へ。車窓からの富士山がお天気も良いので、楽しみでしたが、雲がかなり麓の方まであって、良く見えませんでした。京都には昼過ぎに到着しましたが、朝ごはんを食べすぎて、少しもお腹がすきません。すぐ地下鉄でホテルに向かいました。まだ1時ころでしたがお部屋に入れてくれて大助かり。はるるさんにいただいたパリ土産のチョコレートを美味しくいただいて、1時間ほど休憩したあと、ホテルから徒歩数分の大宮から嵐山線で太秦へ。

↓嵐山線の電車。嵐電(らんでんと呼ぶのですね)に乗るのは何十年ぶり?

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 路面電車は街の様子が身近にみられるので、楽しいです。ゴトゴトと揺られながら太秦広隆寺駅へ。駅の目の前に豪壮な楼門が見えました。

☆広隆寺

 別名太秦寺(真言宗)。『日本書紀』によれば飛鳥時代、推古天皇(603)建立と伝えられています。京都の寺院の中では最も古い歴史を持っていますが、たびたびの火災によって衰微。しかし、中世以降も京都における聖徳太子信仰の拠点として多くの参詣者を集めてきました。

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 ここは初訪問でした。楼門を抜けるとお寺の格式からすると、そう広くない境内です。観光客もちらほらといった感じです。

↓講堂(重要文化財)は1165年に再建。正面両端に「花頭窓(かとうまど)」。ご本尊は阿弥陀如来像(国宝)ですが、現在は霊宝殿に祀られています。

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↓上宮王院太子殿。1730に再建された入母屋造の堂で、ご本尊は聖徳太子像ですが、見学不可。(毎年11月22日に特別開扉)

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↓霊宝殿の前の池

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 霊宝殿にはかの有名な「弥勒菩薩半跏思惟像」、十二神将像などの国宝12点に重要文化財48点が広い堂内に祀られています。撮影禁止。

↓弥勒菩薩半跏思惟像(画像はNETから拝借)像高123.3cm。飛鳥時代に広隆寺が創建された当初の本尊と言われ、7世紀初頭の作。宝冠を戴く半跏思惟像は細身の気品あるお姿。「東洋のモナリザ」とも呼ばれています。国宝第一号の仏像。ただ広い堂内の中央ながら奥まった一段と高いところに祀られていますので、近くでじっくり鑑賞というわけにはいきません。ここにはもう一体の弥勒菩薩半跏思惟像(飛鳥時代の作像高89.3cm)通称泣き弥勒があります。

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 国宝の十一面千手観音立像は平安前期、9世紀の作(像高266cm)。大手四十二臂の千手観音で衣裳は翻波式衣文。彩色はほとんど剥落。

また、思いがけなく十一面観音立像もありました。彩色も剥落し、木地もかなり傷んでいましたが、おおらかな作風が好ましく、旅のテーマである十一面観音様にお会いできて、嬉しく思いました。

 境内の西側には築地を巡らせた桂宮院(国宝)が建っていますが通常は非公開。八角円堂とも呼ばれ鎌倉様式で1251年に再建。素木造の優れた円堂建築としても知られています。

↓再び嵐電に乗って帷子ノ辻で乗り換え北野白梅町へ。

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 北野天満宮は久しぶり、同じ梅の季節に20年以上前に訪れたことがありました。美味しいお団子?を食べた記憶が・・・。横浜のホテルで朝食をお腹いっぱい食べたので昼抜きでここまで来ましたが、さすがに空腹感が・・・花より団子の心境(笑)。時間はすでに4時を回っていましたが、続々と訪れる観光客で混んでいました。中国語や韓国語も飛び交い賑やか。南側の大鳥居から行くと左にお寺が見えました。

↓東向観音寺という名前で、門前に「十一面観音」の石標が見えましたので、寄ってみました。脇にあるプレハブの社務所で伺ったところ、菅原道真公作と伝えられている十一面観音像は確かにここのご本尊なのですが、正確な年は忘れましたが何十年に一度開扉される秘仏だそうです。次回の公開日はとてもとても生きてはいないほど先のお話でしたので、すっぱり諦めました。せめて画像だけでもと思いましたが、絵葉書も写真もないとのことで、しょんぼり。。。

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☆北野天満宮

 平安中期の947年に菅原道真の霊(北野天神)を祀って創立。現在の社殿は1607年豊臣秀頼が造営したもの。本殿、石の間、拝殿をエ字型の屋根におさめた石の間造(権現造)の典型。桃山建築の様式で拝殿正面に千鳥破風、向拝に軒唐破風、雄大で豪華な遺構。 

 梅園の受け付けは4時までなので、タッチの差で入園できずここでもしょんぼり。。。でも生垣の上に手を伸ばしてパチリ。

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それに境内にもあちこちに見事に咲く梅が見られました。

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 境内の名物長五郎餅のお店は満席でしたので、小さなお土産用を一折購入。空腹を抱え、さて帰ろうとバス停の近くに来ましたら、

↓北野名物の粟餅のお店を発見!私が最後のお客さんだったようで、あとから来た方は断られてました。粟餅は歯の治療中の私でも口の中でとろけるように柔らかでとても美味しかったです。

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 バスで四条河原町近くで降車。錦市場の湯葉のお店で買い物ついでにお勧めの和食屋さんを教えてもらって、夕食。味は普通でした。

↓三井ガーデンホテルの会員なので選んだのですが、宿泊した京都四条のホテルは立地も良く、大浴場とコインランドリーもあって便利でした。簡素系のお部屋ですが、三井ガーデン銀座プレミアの半額以下の宿泊費ですから、リーズナブル。

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十一面観音巡りの旅(23)札幌~横浜 [2015早春東京と京都(東福寺・平等院)]

3/1 千歳10:00→羽田11:40・・・京急リムジン横浜行き10分おき(乗り場10番)所要35分
横浜(桜木町) ニューオータニ・イン  1泊

 2015年初めての旅は例によって盛りだくさんの旅になりました。タイトルの十一面観音の続きということになりますが、今回はずいぶん脱線しています。まずは横浜でのオペラ観劇。バロックオペラが大好きですが、なかなか日本で上演されることは少なく、また私自身の海外遠征も減ってしまったので、この公演に合わせて、1週間の旅を計画しました。

 さて横浜桜木町の駅に隣接するホテルに到着しましたが、まだチェックイン前でしたので、荷物を預けロビー横のカフェで軽食。パンケーキがここの名物?ふわふわで美味しかったのですが、量が多過ぎでした。写真は撮り忘れたのでホテルのHPから拝借。

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 あいにくの雨のなかタクシーも拾えず迷いながら、初めての神奈川県立音楽堂へ。30分前にホテルを出たのに開演ぎりぎりで着席。会場のシートが狭く、ここで3時間以上座り続けるのは大変と思いましたが、いざ幕が開く(衝立が動く)とそんなことはすっかり忘れて、バロック音楽に埋没(笑)

 ヴィヴァルディの「メッセニアの神託」 @神奈川県立音楽堂 15:00開演 

音楽監督・ヴァイオリン:ファビオ・ビオンディ
演出:彌勒 忠史
出演:マグヌス・スタヴラン(テノール)、マリアンヌ・キーランド、ヴィヴィカ・ジュノー、
   マリーナ・デ・リソ、ユリア・レジネヴァ、フランツィスカ・ゴッドヴァルト、マルティナ・べッリ
    (以上メゾゾプラノ)
    
演奏:エウローパ・ガランテ

 この作品が演出付きで上演されるのは今回が初めて、それも日本人演出家によるとのことですが、衝立や忍者風のコスチュームも、それほどイタリアンバロックに違和感はありませんでした。なにより筋書きが奪われた王国の奪還を図る王子様を中心のお話で現実離れがはなはだしい。細かいことを言えば???なストーリーなのですが、ヴィヴァルディが作曲した当時のヒット曲をちりばめて(他の作曲家のもあり)、華やかなアリアが続きます。一幕目は朝早かったせいもあって、うとうとした場面もあったのですが、2幕目からは引き締まった演奏に何と言ってもごひいきのユリア・レジネヴァの圧倒的な素晴らしいアリアには鳥肌。数年前から注目されていたサハリン生まれ(1989)のレジネヴァを実際に聴いたのは2011のボーヌと2012のベルリンに続いてこれが3回目。正直これほどのテクニックと美声でのコロラトゥーラを予想していませんでした。彼女の成長に驚きつつ胸がいっぱい。他の歌手のアリアはどーでも良くなって困りましたが・・・。3幕目のアリアは少々気負い過ぎ?でした。来シーズンはいよいよ本格的な主役での舞台で歌うようです。例えばロッシーニの「オテロ」@リセウにクレジットされています。http://www.liceubarcelona.cat/temporada-15-16/opera/otello-versio-concert/fitxa-artistica.html

 ↓サイン会でのビオンディ

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 ロビーでオペラのお仲間たちとお喋りしたり、このブログのおかげではるるさんにも初めてお会いできました。嬉しい横浜の夜でしたが、会場の外に出てみれば、さきほどより強い雨が降っていて、タクシーも拾えません。中華街に繰り出す気持ちも無くなり、桜木町までずぶ濡れで歩きました。駅隣接のビルのカジュアルなレストランでNさん、Kさんの3人で食事。ラクレットやピザなど思いがけず安くて美味しかったです。観覧車の夜景も綺麗でした。

 

 


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