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2015春の旅(12&13)ウィーン~フランクフルト~東京~札幌 [2015春ドイツ(オペラと美術の旅]

4/14(火) ウィーン14:10→フランクフルト15:40(OS)/19:20→

 ウィーン最後の朝食をMさん、W子さんと3人でいただきました。W子さんはオーストリア航空で日本へ直行便、私はフランクフルトでJAL便に乗り換えです。W子さんは飛行機の座席がまだ決まっていないとのことで、早めに出発されることになり、ここでお別れしました。W子さんとはロマネスク巡りとオペラの趣味が一致、しかも好きな指揮者や歌手なども似ています。またどこかでお目にかかれるはずですが、私の方がずいぶんと高齢の上、次第に海外遠征も少なくなって、いつ出られなくなるか分かりません。今までのお別れより何倍も淋しい私でした。

 Mさんはこの後まだ3泊ほどウィーンに留まりますが、私の荷物を持ってミッテ駅まで見送ってくださって、本当に助かりました。ありがとう~♪ と、いうわけで楽ちんでウィーン空港へ。

↓早速ラウンジで、ウィーンのビールにおつまみをちょこっといただいて、機上の人に。

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 次回はいつ海外の旅ができるかどうかなのですが、より短期の旅程にならざるを得ません。そうなると、今回のようなマイレージの特典は別にして、JALのビジネスは高価で勿体ないので、いろいろ工夫する必要があります。

↓最後の?JALの機内食はもう飽きた~!って言いたいけれど(笑)

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↓夜食にラーメンもいただいて

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 4/15(水)→成田13:40/18:45→千歳20:30

 順調に乗り継いで、札幌の我が家に辿り着きました。昨年までの旅より1~2週間くらいは短縮したのですが、留守中の夫の体調はおかげさまで変わりなく、函館の義兄(享年88歳)も旅に出る前から危篤状態だったのですが、帰国後1週間たって訃報が入り、函館での葬儀に参列できました。義兄には実の妹のように可愛がってもらい、私たちは共働きでしたので、姉夫婦に子供たちを預かってもらったり、本当にお世話になりました。

てるてる坊主の旅ですから、またもや90%は天候に恵まれた良い旅ができました。旅の神様ってやはりいるのかしら?と思ったり・・・。そして、ブログを見てくださる皆様に感謝しつつ、終わりにさせていただきます。

次回は昨年秋に行った五島列島の続編で、5月に参加した「佐世保、長崎、内海のキリスト教会群を訪ねる旅」をアップする予定です。


2015年春の旅(11)ウィーン [2015春ドイツ(オペラと美術の旅]

4/13(月)

 朝食を済ませ、Mさんと市内観光へ出かけました。主な観光ポイントのなかで未訪問のところを探し、ブルク劇場へ。オペラ劇場の前からトラムに乗って数分で到着。

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↓ ブルク劇場。観光馬車も待機しています。

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 入口を探してぐるりと反対側へ回りましたが、無情にも扉は閉ざされていて、大階段とクリムトの壁画は小窓から狭い範囲で覗けるだけ・・・予約が必要とは知りませんでした。諦めてウィーンのカフェ巡りをすることにして、街歩き。カフェ オーバーラーで ケーキとコーヒ(8.5€)

↓私は木イチゴのタルト

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 そしてランチは、ようやく発見したウィンナー・シュニッツェルの美味しいお店で。昨年も同店に来ましたので写真は撮りませんでした。案内された地下の部屋は窓がなくて、少々息苦しい感じ。スープ2、サラダとシュニッツェルは半分にシェア、ビール・水などで24€でした。

↓昨年同様、本店は予約でいっぱいのため案内された支店Figlmüller Bäckerstraßeです。

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 連日の暑さも午後になって一段落、涼しくなってきました。ホテルに戻って休憩の後、お隣のアン・デア・ウィーン劇場へ。W子さんはすでにウィーンに着いているはずですが、劇場でお会いできるでしょう。Mさんと私は各自NETでチケットをとったのですが、偶然にも隣同士。2階1列目ほぼ正面でした。キャストは変更なしですが、一応載せましょう。

♪ モーツアルト『フィガロの結婚』@アン・デア・ウィーン劇場 19:00~

Musikalische LeitungMarc Minkowski
InszenierungFelix Breisach
BühneJens Kilian
KostümeDoris Maria Aigner
LichtAlessandro Carletti
DramaturgieKonrad Kuhn
Conte di AlmavivaStéphane Degout
Contessa di AlmavivaAnett Fritsch
SusannaEmöke Barath
FigaroAlex Esposito
CherubinoIngeborg Gillebo
Bartolo Peter Kalman
Don Curzio | BasilioSunnyboy Dladla
BarbarinaGan-ya Ben-gur Akselrod
MarcellinaHelene Schneiderman
Antonio Zoltán Nagy
OrchesterLes Musiciens du Louvre Grenoble
ChorArnold Schoenberg Chor (Ltg. Erwin Ortner

 2回目の『フィガロの結婚』はプルミエより、全体にぎこちなさが取れた感じ。より楽しんで生き生きと歌い演じていました。なかでもコンテッサのアネッテ・フリッシュは情感あふれる歌唱で、初日はキャンセルしたシェーファーだったらと不満でしたが、今夜は納得でした。演出は2回目だからか、私自身もリラックスして臨めたので、演出の意図は難解ではあっても、演奏者が生き生きしたパフォーマンスを見せてくれて、聴かせてくれて、極上のモーツアルトでした。この後日本に帰っても♪~メロディがしばらく耳から離れなかったほどでした。

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 アフターオペラは3人でホテルのラウンジでお茶。窓からMDLGのメンバーが帰っていく姿に手を振ると答えてくれました。オペラや旅の話がつきませんが、明日はW子さんと私は帰国ですので、12時前には部屋に帰り、荷物の整理をして就寝。


2015年春の旅(10)ウィーン [2015春ドイツ(オペラと美術の旅]

4/12(日)

 ウィーンのホテルの朝ごはんはMさんとご一緒に。朝食室の隣のラウンジにいつでも熱湯が大きなポットで用意されているのに今回初めて気がつきました。Mさんがお味噌汁も用意してくださって、感謝でした。パンもサーモンもピクルスも美味しくいただいて、お腹がいっぱい。

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 ウィーンはこの日は市民マラソンが盛大に行われていました。コマーシャル参加のランナーも。

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 日曜日とあって人出も多く、その中をかき分けてウィーン国立歌劇場へ。この旅を計画していた時には予定されていなかったガラ・コンサートがあることにMさんが気がついてくれて、「ラッキー!」とチケットをゲットしていました。

♪「JUAN DIEGO FLOREZ and friends in Concert for sinfonia por el peru」@ウィーンSO  11:00~

 フローレスの故郷ペルーの子供たちの音楽活動を支援するチャリティー・コンサートです。主なゲストはバルトリ、グリゴーロ、ピサローニ、アブドラザコフ、ペルトゥージなど。演奏はハーモニアシンフォニーオーケストラとウィーンフィルのメンバーで構成。席は3階正面右寄りのロッジア、前列193€。

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 予定されていたネトレプコは直前キャンセルになったらしく、がっかりでした。プログラムもかなり変更があり、ネトちゃんの代わりに新人のソプラノが歌いました(急だったので、下手と言っては可哀そうですね)フローレスは珍しくフランス語のアリア(オッフェンバックの美しきエレーヌから)を歌ったのですが・・・どうも聴きなれないせいか、ひいき目プラスしても良くないです。一転ロッシーニのアリアになるとうっとり(笑)安心して聴けます。心配だったのはバルトリ、ホントに歌うのかしら?チェネレントラの一幕の掃除姿の登場場面に観客は大喜び「Tutto e deserto」と昨年のザルツブルク聖霊降臨祭の時と同じコスチュームで。歌は不調でしたが、それはどーでも良いと思ったほど、彼女の登場には観客も大拍手でした。そしてもう一人、日本から戻ったのが前日?または今朝?というハードスケジュールのグリゴーロも登場しました。トスカのアリア「星は光りぬ」を彼らしいアクションで、絶唱。私は嬉しくて大拍手しましたが、ウィーンの観客には受けないのかしら?ちょぼちょぼ拍手で終わりました。こういうガラ・コンサートでは、通常のオペラファンとは違うお客さんも多いので、グリゴーロの知名度はまだまだなようです。

 コンサートは予定より遅れて終わりましたので、朝食を沢山いただいてきたのは正解でした。それでも昼食兼早めの夕食をとるために、シュテファン大聖堂の近くへ。昨年も入ったウィンナーシュニッツェルの美味しいレストランへ。しかし、何度も行ったあの小路が見つかりません。またまた老いを感じました。探すのに疲れて、目の前のカフェCafé Diglasに入りました。かなり大きなお店で地元の上品な老婦人たちが常連さんのようですが、私たちのような観光客も気軽に入れる素敵なお店でした(トイレもユニーク!)。写真撮り忘れましたが、お昼の定食から選んだお皿もまずまずでした。

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 ホテルに戻る途中、天満屋の向かいにある地元の人気アイスクリーム屋Ferrari Gelatoで行列。4月とはいえ暑い日でしたから、つられてやはり並んでしまいました。美味しかったです。

↓店員さん独りでてんてこ舞い。

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 部屋で休憩の後、着替えてSOへ。Mさんが大ファン(私は中ファン 笑)のガランチャのオクタヴィアンがなんといっても楽しみなのです。

♪~「Der Rosenkavalier」18:00~
Richard Strauss

Adam Fischer | Dirigent
Otto Schenk | Regie
Rudolf Heinrich | Bühnenbild
Erni Kniepert | Kostüme

Martina Serafin | Feldmarschallin
Wolfgang Bankl | Baron Ochs auf Lerchenau
Elīna Garanča | Octavian
Erin Morley | Sophie

Jochen Schmeckenbecher/Faninal
Ulrike Helzel/Valzacchi
Alexandru Moisiuc/Polizeikommissar

Orchester der Wiener Staatsoper   Chor der  Wiener Staatsoper

 ウィーンで『薔薇の騎士』を観るというのはオペラファンのひとつの夢ではないでしょうか。つい数日前バーデン・バーデンで観てきた『薔薇の騎士』との比較もできましたし、有意義な観劇体験になりました。まずはオペラ劇場に立ち上る熱気が違っていることに気がつきました。古くからのオペラファンに愛されてきたオットー・シェンクの演出ですから、何度も通われるファンが多いのでしょう。安心して酔えるな~という期待感でいっぱい(笑)そう、オペラは酔わなくては、ワインのように芳醇な香りの音楽ここにありと言った演奏でした。ただ好みからいえば演出も演奏も私には古臭過ぎ・・・伝統に加味されたフレッシュなものが、感じられなかったのはやはり・・・痛いです。今まで生で観てきた舞台はヴェルニケ演出のパリ・バスチーユ(ロット、オッター)などが蘇ってきたり、酔えなかったけれどもバーデン・バーデンのラトルの薔薇の覚めた演奏に計算されたものを今さらに感じたり・・・。細かいところはすでに忘却の彼方ですが、ガランチャのオクタヴィアンはさすがに抜きんでて素晴らしく、バイクルのオックス男爵の余裕の感じられるパフォーマンスと、この二人が今回の舞台の立役者でした。マルシャリンとゾフィーは平凡。同じ演出でカルロス・クライバー盤の映像を観ると違いは歴然だと思いました。優雅で美しい音楽に彩られたクラシックな舞台、時の移ろいと滅びゆくものへの哀惜、そして底に流れる貴族社会への皮肉と諧謔も込められて・・・観る度に複雑な気持ちにさせられる『薔薇の騎士』です。

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ガランチャの夫君(指揮者のカレル・マーク・チチョン)も同列右にみえて、ほぼ満席の華やかな夜。閉幕後はサインに並ぶためMさんと30分ほど楽屋口で待ちましたが、ガランチャは現れず、腰が痛くなったのでMさんを残して退散。私が去って数分後にお出ましのガランチャと2ショットできて、Mさんは頑張った甲斐がありました。私の分もプログラムにサインをいただいてもらいました。ありがとう~。ガランチャはまだ来日公演の予定はないようですが、夫君は昨秋だったかしらN響の指揮にも来日していますし、そのつて?近い将来の可能性は高いと思いますが。。。

 夜食はホテルのカフェコーナで熱湯をカップラーメンに注いで、部屋でいただきました。