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(3)バーデン・バーデン~ベルリン [2016春ドイツ音楽祭の旅]

3/26(土)Baden-Baden7:41→BerlinHbf13:28

 朝食もレセプションも7時からです。食事はする暇がないので車内でいただくようにサンドイッチを作っていたら、包んでくれて、スーツケースも入口が階段なので運んでくれて親切です。昨年に続いて2度目の宿泊でしたが、建物は古いしシャワーだけですが、朝食は美味しいし、バス停も目の前で便利です。

↓ホテルとバス停

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↓バス停から見た朝のFESTSPIELHAUS祝祭劇場

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 バーデン・バーデン駅からベルリンまでは乗り換えなしの特急で。事前にDBのネットで購入した割引切符は1等座席指定で53.5€(ノーマル料金では142€)でした。MAPでお分かりのようにフランス国境からも近いドイツの南西からほぼドイツ国内を横断して北東のベルリンまでの5時間半以上の大移動です。勿論飛行機での移動も考えましたが、適当な国内線がなく、早朝に出発しなければならないのは列車と同じ。ということで午後4時からのリサイタルにも間に合うのでこの列車移動にしました。費用も航空券の半分以下でした。イースター休暇で車内はほぼ満席でした。検札も中近東系の人たちには厳しかったようですが、普通はプリントアウトしてきたバーコード入りの紙や携帯に保存したものをチェックするだけです。レストランカーからの注文取りも来てくれたので、コーヒーをお願いして車内ブランチ。本を読んだり、i Padのゲームをしたり、ぼんやり窓外の風景を眺めているうちにほとんど遅れもなく、無事ベルリン中央駅に到着しました。駅からはタクシーでシラー劇場の近くのホテルへ。バスタブなしですが広くて簡素な部屋。朝食が抜群に美味しかったのは花丸ですが、エレベーターが階の中間にあるタイプなので半階といえども、スーツケースを運ぶのは腰痛になりやすい私には×。

ベルリン/Hotel Otto3泊(1泊朝食付き114€)

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 着替えをしてハーモニーへ。近くのバス停からZOO駅で乗り換え30分で着くはずでしたが、200番のバスがなかなか来ないため、タクシーに切り替え。それにも手間取って会場に着いたのは開演5分前の滑り込み!

↓開演前

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♪~DUO RICITAL (Festtage 2016) Martha Argerich Daniel Barenboim

前半は Robert Schuman/ Six Studies in Canonic Form op.56(カノン形式による6つの練習曲)2台のピアノのためにドビッシーが編曲&Claude Debussy/En blanc et noir Two pianos、後半はBela Bartok/Sonata for Ywo Pianos and Percussion それぞれが名ピアニストとしても知られていますが、アルゼンチン時代からの幼馴染とあって、何度かの共演や録音もあり息もぴったり。溌剌とした鮮やかな演奏にブラボーの嵐。アンコールも何曲か演奏され、そのたびに仲良く手を握りあって登場。まるで長年連れ添った夫婦のような微笑ましさ。ただ、アルゲリッチの老いた上品さの漂う優しい微笑みにくらべるとまだまだ血気盛んなバレンボイムは気も短くて、譜面係の若い男性を譜面をめくるタイミングが悪いのか怒ったり、ついには突き飛ばす場面もあってはらはら。

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 帰途はスムーズにZoo駅まで戻り、後は徒歩で1Kほどの道をホテルへ戻りました。夕食はホテルの向かい側にあるBelmondoというフレンチの店で。スープやアボカド風味のタルタル、グラスワイン、エビアン、エスプレッソ、チップ込みで45€。味は満席の人気店にしては?でしたが・・・。ホテルのある通りはカフェやレストランの多い便利なところですが、美味しいお店は少ないようです。


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(2)バーデン・バーデン [2016春ドイツ音楽祭の旅]

3/25(金)

 昨夜は睡眠導入剤を半分飲み就寝。熟睡できて爽やかな目覚めと言いたいけれど、あいにくの雨の朝。今夜のオペラまで何処へ行ったらいいかしら・・・2泊という短い滞在なので、昨年のようにラインラント・ロマネスク巡りの余裕もありませんし。しかし朝食室で昨年も同宿だった方にお会いして、情報を得ることができました。クアハウスでの室内楽コンサートがあることを教えていただいたのです。当日券も多分あるでしょうとのこと。10時過ぎにホテルの前からバスに乗って(徒歩でも15分くらい)クアハウスの近くで降車。

↓冷たい雨の降るバーデン・バーデンの街。人影もなくひっそり。

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↓クアハウスが見えてきました

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↓まだ開演の30分以上も前ですが、入り口の扉が開いていてほっ。

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↓そして、ラッキーなことに当日券25ユーロをゲットできました。おまけに最前列ほぼ中央。ここでプログラムをいただいて初めて、コンサートの内容が分かりました。BPhのメンバーによるScharoun ensembleの演奏です。旅の前にイースター音楽祭のHPをチェックしたはずなのですが、見逃していたようです。

クアハウスにはカジノもあり、そちらのゴージャスなレセプションなど覗いたりしているうちに、人が集まってきました。

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 コンサートの会場は300席くらいの小さなホールで。ワーグナーとリストの歌曲を中心に フルートのエマニュエル・パユやオーボエのジョナサン・ケリーたち、素敵な演奏でした。ソプラノのSophie Klußmannの独唱でワーグナーの「wesendonch-Liederヴェーゼンドンク歌曲集」が秀逸。しみじみと胸打たれる愛の歌。今夜の『トリスタンとイゾルデ』の前に聴けて良かったです。最後はハープのMarie-Pierre langlamentと弦楽カルテットによるリストの「Am Grabe Richard Wagners」という小品。心憎いばかりの選曲でした。

↓演奏に使われた美しいハープ

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 ランチは毎年イースター音楽祭に来られているバーデン・バーデン通の同宿の方に案内していただいて、Cafe Konigへ。人気店でかなり混んでいましたが、BPhの若きチェロ奏者のBruno Delepelaireも来店。彼は1989年パリ生まれのフランス人。ベルリン・フィルの広報に寄りますと1st Principal Cello にこの若さで抜擢されたそうです。

http://www.berliner-philharmoniker.de/en/orchestra/musician/bruno-delepelaire/

食事は撮り忘れましたが、ドイツの白ワインにジャガイモたっぷりのソーセージ、生クリーム添えのコーヒー。ここのカフェはケーキでも有名です。デザートはお腹がいっぱいで食べられなかったので、帰りに1個ずつ買って、お持ち帰り。雨はまだやみませんがオース川沿いをのんびり歩いてホテルに戻りました。寒い日でしたがレンギョウや木蓮、杏(桃?)の花もすでに咲いていました。

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 部屋で休憩後、着替えてホテルを出るとき入口で東京のオペラのお仲間に遭遇!同じ日程だったのですね~。一人旅では知ってる方にお会いできると、本当に嬉しいものです。

 ♪~ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』@バーデン・バーデン祝祭劇場18:00~

Sir Simon Rattle Musical direction

  • Mariusz Treliński Production
  • Boris Kudlička Stage design
  • Marek Adamski Costumes
  • Bartek Macias Video
  • Marc Heinz Light
  • Tomasz Wygoda Choreography
  • Piotr Gruszczyński Dramaturgy
  • Adam Radecki Dramaturgy
  • Berliner Philharmoniker                                          
  • Eva-Maria Westbroek Isolde
  • Stuart Skelton Tristan
  • Sarah Connolly Brangäne
  • Stephen Milling King Marke
  • Michael Nagy Kurwenal
  • Roman Sadnik Melot
  • Thomas Ebenstein A young sailor / A shepherd
  • Philharmonia Chor Wien
  •  席は最前列左寄りでした。舞台はグレイっぽい地味な色彩で暗く、最前列で観ても目を凝らすようにしなければ、細かいところが確認できません。1幕めは船の艦内風景、何層かに分かれ、左側が階段で結ばれています。中央がイゾルデの部屋。上階がトリスタンの艦長室。中央の垂れ幕マッピングは羅針盤。船の航行が序曲とともに進みます。ラトルとBPhの演奏も言葉を失うほど素晴らしくて、昨年の薔薇の騎士よりは期待していましたが、それ以上でした。ただ第一幕のスケールの大きな圧巻の演奏に比べると2,3幕はやや抑制をきかせていたようにも感じられました。舞台の細かい装置など、プログラムも買い忘れ、思い出せないことも多いのですが、トリスタンの臨終まじか、子供の黙役を使って、幼いころからの孤独な心情を表して涙でした。歌手ではWestbroekがあまり女々しくないイゾルデの一面を聴かせてくれて、素晴らしかったです。トリスタンのSkeltonは初めて聴きましたが・・・歌唱は水準以上ではあるものの芝居は下手、容姿もコワイのは正直困りました。過去のこの演目の履歴からみても、理想のトリスタンに接することはかなり難しそうです(半分諦め状態)。ブランゲーネのConnollyは過去に何度か聴いた藤村実穂子には及ばず、ワーグナーに合っていないような気がしました。それでも全般に斬新で印象的な『トリスタンとイゾルデ』を観ることができ満足。興奮冷めやらず劇場を後にしました。ひとつ残念なことに私の隣席の男性がしょっちゅう体を動かすので、大層迷惑しました。これなら居眠りしてくれた方が益し。カメラもホテルの部屋に置き忘れたので、写真がありません。 夜食にカフェで買ってきたケーキをいただいて、明日は早朝出発なのでベットへ。           


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    (1)札幌~フランクフルト~バーデン・バーデン [2016春ドイツ音楽祭の旅]

     年々私たち夫婦は老化が進む一方なのですが、夫は特に持病があるのでいつ入院するかわかりません。私の最大の愉しみである海外旅行も次第に回数、日数とも制限せざるを得なくなりました。今回の旅は今までにない超短5泊7日の日程で、なんとか家人の許可を得ました。いっそやめようかとも考えましたが、自分は健康で出かけられるだけでも幸せと気持ちを切り替えました。私にとってはサバイバル?な短・安・近(ドイツ国内だけの意)の旅です。こういう一人旅は73歳になった私にできるものでしょうか?否一丁やってみましょうか?というチャレンジ精神だけが頼りで出発することになりました。地図は添付するほどのものではありませんが一応・・・。

    MAP

    日程(5泊7日)札幌→成田→フランクフルト→バーデン・バーデン(2)→ベルリン(3)→パリ→羽田→札幌

    3/24(木)札幌8:30→成田10:15/12:15→フランクフルト16:30/17:51→マンハイム乗り換え→バーデン・バーデン(1時間遅れ20:30頃)

     1週間の旅とはいえ中型のリモワのスーツケースと大き目のショルダー・バックの2個の持ち物で出発。3週間の旅の2/3はやはり持たざるを得ません。ただし、旅の途中で洗濯はほとんど必要はないように、おまけにまだドイツは寒いとのこで、軽めのオーバーコートも押し込めました。カメラはバックに入れても重くないような一眼カメラを新調。旅立つギリギリにネットで購入したので、当然使いこなすまでは行かなく、説明書をバックに入れ飛行機や電車の移動中に読むことにしました。

    ↓千歳空港行の電車から。今年は春が早いとはいえ、沿線はまだまだ雪の残る北海道。

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     成田行きの8:30というのがJAL 便ではなくて格安航空のジェット・スターと知ったのは千歳のターミナルに着いて、JALのカウンターに手続きに行ってからでした。朝食抜きでしたので、パンケーキとコーヒーでのんびりしてて、慌てました。ジェット・スターのカウンターは空港の隅にあり遠いのです。到着した成田の第3ターミナルも初めてでした。第2ターミナルまで歩いても10分とのことですが、バスに乗って移動。フランクフルトまでは久しぶりのエコノミークラスです。用心して圧力靴下や首枕、スリッパなど用意してきて万全です。しかし、数年の間にJALの長距離エコノミー席は改善されてました。座席の間隔も広く、隣席も2つ空いていましたので、横になることができてラッキーでした。食事も以前よりはましになりましたし、JALは頑張ってます。機内映画の写りも良く『クリード・チャンプを継ぐ男』を観たりして、ほぼ時間通りにフランクフルトに着きました。フランクフルト空港駅(DB)の長距離ターミナル↓から列車でバーデンバーデンへ。

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    マンハイムで乗り換えの列車が遅れて、駅構内のカフェでの軽食が夕ご飯になりました。ホテルに着いたのは9時過ぎになり、ホテルの向かいが祝祭劇場ですので、丁度コンサートが終わったところで広場は混雑していました。昨年と同じレセプションの女性がテキパキチェックインしてくれましたが、疲れました。

    Hotel am Festspielhaus Bayerischer hof 2泊/98.5×2(朝食税込)

    ↓ホテルのレセプションと朝食室

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    (7)東京(美術館&コンサート)(8)歌舞伎&帰札 [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]

    9/19(土)

     午前中はSさんと根津美術館へ。青山のホテルからも1Kくらいなので徒歩で向かいましたが、途中で道に迷ってしまい、かなり大回りして30分くらい歩き美術館の裏側から到着。何度か来ていますが、地下鉄からのアプローチでしたので、青山墓地方向から来たので、目新しかったのは良かったです。この周辺もハイソなマンションが目の前に建って、リッチな雰囲気。

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    1階ホールだけは写真OKです。

    ↓「四面仏碑像」中国北魏時代6世紀  脚を交差させた中央の弥勒菩薩さまは獅子座に座っています。左右の頬杖の脇侍(半跏思惟像)とともに穏やかな表情が好ましい。

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    ↓「如来立像」中国北斉時代6世紀

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    ↓上の飛天だけアップ。羽衣の流れがダイナミック。

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     この日の特別展は財団創立75周年記念「根津青山の至宝」-初代根津嘉一郎コレクションの軌跡-と銘打ったもの。茶道具掛け軸などのコレクションは今まで鑑賞した中では最高のものが揃っていてました。前日の藤田美術館展で観た「交趾大亀香合」の色違い(こちらの方が地味な配色)が展示されていました。藤田所有のほうが逸品だそうで、オークションで根津さんが負けたようです。

    この美術館で一番の見どころは中国古代の青銅器です。中国の殷時代(紀元前13-12世紀)のころの饕餮文方盉(重文)饕餮文尊(重文)などが展示室一室を占めて圧巻。そのうちの双羊尊は美術館のチケットにもプリントされています。

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     ランチはホテルの裏側にあるレストランで。Sさんが散策中に偶然発見したトリュフ料理の店TERRES DE TRUFFESです。予約はとれていなかったのですが、少し時間をずらして1時過ぎに寄ってみました。私たちの食いしんぼ的熱意に動かされたのか?数分テラスで待たされましたが、個室が空きましたと案内されました。

    ↓外観

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     ↓お料理の前に見せていただけるトリュフ

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    アミューズからデザートまで、トリュフの香りを楽しみながらの贅沢ランチ。個室なので気兼ねなく、それぞれ違うお皿をオーダーして、シェアしていただきました。お味はもちろんのこと洗練されたサービスも良かったです。

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     合わせたワインも素晴らしく、ホテルに戻って心地よく午睡。夕方目覚めて上野へ。

    ♪~英国ロイヤル・オペラ特別演奏会@東京文化会館大ホール 19:00~

    指揮:アントニオ・パッパーノ   ソプラノ:アルビナ・シャギムラトヴァ   メゾ・ソプラノ:ジョイス・ディドナート   ソプラノ:ユリア・レジネヴァ   バス・バリトン:イルデブランド・ダルカンジェロ

    演奏:ロイヤル・オペラハウス管弦楽団

     曲目は前半が歌手それぞれモーツアルトのアリアを歌い、後半はモーツアルトのレクイエム ニ短調K626というプログラム。ヴィラゾンは不調のため残念ながら後半はキャンセルになりましたが、久しぶりのモーツアルトのレクイエムを生で聴けましたし、前半のレジネヴァのアリアも素晴らしく、次回はいつ聴けるのかと、ちょっぴり感傷的になったり・・・。

     お昼にごちそうを食べたので、空腹感もなくホテルに帰り余りもので夜食をとり就寝

    9/20(日)翌日は赤坂ACTシアターでの「赤坂大歌舞伎」を観て、夕方の便で札幌に帰りました。

    ☆松竹創業120周年「赤坂歌舞伎2015」

    演目は舞踊の「操り三番叟」と「お染の七役」で、中村勘九郎と七之助兄弟がそれぞれの持ち味を生かした役柄をつとめ、大いに楽しませていただきました。

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     幕間にいただいた「赤坂有職」のちまき弁当がとても美味しかったです。以前のお店は定宿にしていた赤坂のホテルから近かったので、帰札するとき夕ご飯用やおみやげ用に購入したことがあったのですが、いつの間にか移転していました。本当に久しぶりでした。赤坂のTBSのあった付近も十数年ぶりですが、違う街みたい・・・。オリンピックまでに東京はまだまだ変貌するのでしょうね。一方には深刻な地方の衰退もあり、複雑な想いで東京を離れました。

     8日間の留守で、札幌はすでに秋らしい気候になっていました。そろそろ衣替えかな~と主婦のお仕事に気分も切り替えです。(終)


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    (6)東京(オペラと美術館) [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]

    9/18(金)

     ↓朝ごはん@部屋

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     ミニキッチンには冷蔵庫、電子レンジ、一口の電磁コンロ、最小限の食器や鍋がついています。新聞はロビー階まで取りに行かなければなりませんが。今日は夕方のオペラの前に六本木のサントリー美術館の特別展へ出かけました。

    ★藤田美術館の至宝展(国宝 曜変天目茶碗と日本の美)@サントリー美術館

     大阪の藤田美術館は未訪問ですが、明治の実業家藤田傳三郎氏(1841~1912)と子息2人の2代に渡る収集品をもとに造られた美術館とのこと。明治維新後の廃仏毀釈による仏教美術品の失われ散逸することの危機感から生まれた仏像や仏具の収集。加えて傳三郎氏の趣味である茶道に象徴される日本の美術工芸品の収集は国宝9点を含んでいます。大阪の藤田美術館は常設ではないそうですし、東京でも初めての展覧会とのこと。観ることができてラッキーでした。

    ↓曜変天目茶碗(国宝/中国・南宋時代 12~13世紀)写真は絵葉書です。照明を落とした部屋にガラス張りのケースに収められ、スポットライトを浴びて、青の濃淡がキラキラ輝いて観る場所で変化するさまを愛でて一回り。

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    他の茶道具の目玉は傳三郎氏が亡くなる10日前に念願かなって入手したという「交趾大亀香合」こうちおおがめこうごう (中国・明~清時代 17世紀)です。これが本当に何億円もしたという名品なのでしょうか。亀さんの背の甲羅を眺めるのみ・・・。

    ↓「千体聖観音菩薩立像」(平安時代12世紀)

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     他には快慶作「地蔵菩薩立像」(国宝/鎌倉時代13世紀)、紫式部日記絵詞(国宝/鎌倉時代13世紀)など。

     昼食は東京ミッドタウン内の和食屋「酢重ダイニング六角」で。おばんざい銀ダラセットにシャルドネも飲んでしまいました。

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    何も買いませんがきょろきょろおのぼりさんをしてウィンドー・ショッピング&コーヒーブレイク@ジャン・ポウル エヴァン(ここは最近札幌三越に出店)。コーヒーとマロングラッセを1個だけで我慢(高いから)。今夜のアフター・オペラの部屋飲みのためのお惣菜を買ってホテルに戻りました。

    ♪~ヴェルディ『マクベス』@東京文化会館18:30~

    指揮:アントニオ・パッパーノ  演出:フィリダ・ロイド

    マクベス:サイモン・キーンリーサイド   マクベス夫人:リュドミラ・モナスティルスカ

    バンクォー:ライモンド・アチェト   マクダフ:テオドール・イリンカイ  

     マルコム:サミュエル・サッカー   医師:ジフーン・キム

    ロイヤル・オペラ合唱団/ロイヤルオペラ管弦楽団

     キーンリーサイドが日本に到着したという写真があるFBに出て、ようやく高いチケット(それでも3番目のカテゴリー)を購入した甲斐があったと胸をなでおろしました。「マクベス」は生舞台は初めて。ホントはキーンリーサイド&ネトレプコで観たかったのですが・・・そういえば、ロンドンでの評判はどうだったのかしら?オーケストラは昨夜のモーツアルトよりはまだましでしたし、キーンリーサイドも、これはひいき目かもですが(笑)、パワーは多少衰え感がありましたが、表現力でカバーした、素晴らしいマクベスでした。マクベス夫人のモナスティルスカは高音が時々絶倒調になり、耳を防ぎたくなったりでしたが、後半になるにつれて声に余裕ができて、狂死した場面のアリアは花丸でした。魔女や子供の黙役が登場したり、それなりに舞台に変化があり楽しめました。

     この夜は道草せずにホテルに戻り、Sさんとささやかながら持ち寄り宴会。もう~札幌に帰りたくない気分。

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    (5)東京(オペラと美術館) [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]

    9/17(木)石山→京都(昼ごろ)→東京

    東急青山ステイプレミア3泊

     京都で新幹線に乗り換え東京へ。次女一家の住む福井には寄らないので、お詫び?の標に京都駅のデパ地下で漬物をみつくろって送り、同じセットを札幌の自宅へも配送してもらいました。京都の漬物屋さんは札幌のデパートにも出店していますが、やはり京都で買った方が美味しいのです。新幹線の車内でいただく和久傳穴子ちらし弁当もゲット↓

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     東京のホテルはキッチン(小)&洗濯機の設備に交通便利でリーズナブル。最近の定宿になっています。ホテルにチェックインして夕方のオペラまで仮眠。今回の旅は英国ロイヤルオペラの日本公演に合わせたスケジュールです。チケットは正規にピアから購入しましたが、売れ行きはあまり良くなかったそうで、友人たちは公演近くになってから放出された格安券を手に入れたそうです(ずるい~笑)。

    ♪~モーツアルト『ドン・ジョヴァンニ』18:30~@NHKホール

    指揮:アントニオ・パッパーノ  演出:カスパー・ホルテン

    ドン・ジョヴァンニ:イルデブランド・ダルカンジェロ   レポレッロ:アレックス・エスポージト

    ドンナ・アンナ:アルビナ・シャギムラトヴァ  ドン・オッターヴィオ:ローランド・ヴィラゾン

    騎士長: ライモンド・アチェト   ドンナ・エルヴィーラ :ジョイス・ディドナート

    ツェルリーナ: ユリア・レジネヴァ   マゼット: マシュー・ローズ   

    フォルテピアノ アントニオ・パッパーノ

    ロイヤル・オペラ合唱団 / ロイヤル・オペラハウス管弦楽団

     海外公演でもなかなかお目にかかれない豪華キャストですが、それぞれが持ち味を発揮しているかといえば、少々苦しいかたも・・・。最大のがっかりはオーケストラで、モーツアルトの愉悦感がサッパリで、躍動感にも欠けていました。ロイヤルオペラの二軍クラスかなと思ったり。歌手の中ではダルカンジェロのドン・ジョバンニとしてのカリスマ性やスケール感が物足りなかったのが淋しく、ヴィラゾンも苦しげ(役には合ってるけれど)で、はらはら。春にウィーンで初めて聴いてきたエスポジート、生き生きしたレポレッロで拍手!ディドナートは声はますます重くなったようでモーツアルトはどうかな?でしたが貫録で押し切り。レジネヴァはお芝居はあまり上手とは言えませんが、チャーミングなツェルリーナを歌い、ほぼ満足。演出では通常ドン・ジョバンニは地獄落ちになるのですが、それはなく情けなく蹲るだけでした。以前パリで観たのは洋服ダンスに入っていくというのもありましたが・・・。舞台はプロダクションマッピングを使っていたのが印象に残ったくらいで、今や忘却の彼方(汗)

    帰途は札幌の友人(同じホテル)2人と共に、外苑前のカフェバーで夜食がてらオペラ談義。愉しくて時間も忘れます~♪

    ホテルの朝食は1200円ですが美味しくないので、パンや果物など近くの成城石井で調達してホテルに戻りました。


    タグ:ROH東京公演
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    (4)石山(ミホ・ミュージアム&佐川美術館) [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]

    9/16(水)石山9:10→ミホ・ミュージアム10:00/13:00→石山13:50/14:06→守山14:20....佐川美術館15:00頃/16:40→守山17:11/17:36→石山17:51

     昨夕からの雨が上がらず、結局この日は終日雨でした。美術館巡りにはさほど支障はありませんが・・・。無料の朝食はそれなりですが、コーヒーは自由に紙コップで部屋まで持ち帰りでき、味も〇。駅前から9:10発のバスでMIHO・MUSEUMミホ・ミュージアムへ。平日ですし天候も悪いので、半分ほどの乗客で出発。↓瀬田橋から瀬田川に沿って南下し、

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    ↓途中東に折れ瀬田川の支流沿いに深い山に入り1時間弱でミホ・ミュージアムに到着。

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    ★MIHO・MUSEUMミホ・ミュージアム(初) http://www.miho.or.jp/index.html

    特別展はトライアスロンの世界チャンピオンだった[ジョン・C・ウェバーのコレクション展]でした。日本初公開とのことで、浮世絵や仏像、器などの日本美術をはじめレンブラントのエッチングや自画像など広範囲にまたがる美術品の数々を鑑賞。

    ↓ 喜多川歌麿「扇屋花扇図」江戸時代/ジョン・C・ウェバー・コレクションの絵葉書から。

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    ↓「根来瓶子」室町時代/ジョン・C・ウェバー・コレクションの絵葉書から

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    ↓観音立像(興福寺千体仏のうち)/ミホ・ミュージアムのコレクション(絵葉書)

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    ↓飛天/ミホ・ミュージアムのコレクション(絵葉書)

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    ↓「大山猫と鶏型リュトン」イランまたは中央アジア(前2世紀後期~前1世紀)部分

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     琵琶湖の南、緑の深い山中に埋もれるように建てられた美術館はガラス張りの素晴らしい建物。建築家I.M.ペイ氏(あのルーブルのガラスのピラミッドの設計者)によるもの。レセプション棟と本館の間は電気自動車で移動しますが徒歩でも10分弱です。ただ一つ気になったのが、美術館の母体は新興宗教という点・・・企業活動での利益で建てられた他の新興の美術館とは異なり、抵抗感は否めません。美術館から見える本部の建物の威容にも違和感が・・・。館内で黙々と働く係員たちの無表情な様子などに、マインドコントロール?などと思ったり、通常の美術館巡りでは考えない余計な部分に気をとられてしまいました。そのせいかここの収蔵品の若冲や仏像など、いまいち印象が薄いのです。

    ↓レセプション棟から電気自動車でミュージアムへ

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    ↓ミホ・ミュージアム本館

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    ↓館内(展示室以外はカメラOK)

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    ↓館内のカフェでサンドイッチのランチ(外国人が多い)

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    ↓帰途は歩いて橋を渡り、トンネルを抜け

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    ↓ 再びバスに乗って石山駅に戻りました

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     石山駅から電車で守山駅に着きましたが丁度良いバスがなく、やむを得ず駅前からタクシーで15分ほどの佐川美術館へ。

    ★佐川美術館(初) http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

     佐川急便の創業40周年を記念して設立された美術館。日本画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂吉左衞門氏の作品を中心に展示。琵琶湖の東畔に建つモダンな建物、その建築自体が素晴らしく、雨もまた良き風情でした。来館客もまばらで静かな館内をゆったり回りました。

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    ↓雨の池に佇む少女像は佐藤忠良作

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    ↓特別展はキース・へリング展。KEITH HARING(1958~1990)は80年代のストリート・カルチャーを代表するアーティストで、N・Yの地下鉄の壁や道路へのグラフィティーに影響を受けたアートで一躍注目されました。ストリートのライブペインティングのなかから20世紀のビジュアルランゲージともいえる数々のキャラクターを造りだし、90年に42歳で亡くなった後もシンプルな線と色とで構成された彼の絵は日本でも人気があります。

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    ↓「Pop Shop Quad Ⅳ」(絵葉書)

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    ↓平山郁夫「楼蘭の夕」1991

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    ↓館内のカフェでバスの時間までひと休み

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     守山駅経由で石山のホテルに戻りました。夕食はホテル近くの「かもめ食堂」、何年か前に同名の映画がありました。あの素朴なヘルシンキの食堂とは趣は異なり、カジュアルな洋風居酒屋さん。カーテンで仕切られたペア席に案内されました。

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    前菜3種やシラスのアヒージョなどいただいて(味はそこそこ)もちろんワインも飲み、ほろ酔いでホテルに戻りました。

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